2022-05-07

古典文法 助動詞の覚え方

第一ステップ

まずは、用言活用を覚えます用言とは、動詞形容詞形容動詞のことです。活用とは下の語によって形が変わることです。

「咲く」に「ない」を付けると、「咲かない」になり、「咲く」が「咲か」になります。これを活用といいます

動詞は、四段活用、ナ行変格活用、ラ行変格活用、上一段活用、上二段活用、下一段活用、下二段活用、カ行変格活用、サ行変格活用があります

形容詞は、ク活用、シク活用があります

形容動詞は、ナリ活用、タリ活用があります

まずは、これらの活用をしっかりおぼえます。声に出してリズムで覚えましょう。繰り返すと意外と覚えられるものです。

☆四段

あ、い、う、う、え、え

☆ナ変

な、に、ぬ、ぬる、ぬれ、ね

☆ラ変

ら、り、り、る、れ、れ

☆上一

い、い、いる、いる、いれ、いよ

☆上二

い、い、う、うる、うれ、いよ

☆下一

え、え、える、える、えれ、えよ

☆下二

え、え、う、うる、うれ、えよ

☆カ変

こ、き、く、くる、くれ、こよ

☆サ変

せ、し、す、する、すれ、せよ

形容詞、ク活用

く、く、し、き、けれ、◯

から、かり、◯、かる、◯、かれ

(ラ変格に、かを足したもの)

(シク活用はこれに、しを足したもの)

形容動詞 ナリ活用

なら、なり(に)、なり、なる、なれ、なれ

(ラ変に、なを足したもの)

形容動詞 タリ活用

たら、たり(と)、たり、たる、たれ、たれ

(ラ変に、たを足したもの)

☆第二ステップ

助動詞の種類を接続詞ごとに覚えていきます接続詞とは、上が何形になるかのことです。

例えば、「ず」は未然形接続詞するので、「咲く」は「咲かず」になります

未然形

る、らる、す、さす、しむ / ず、じ、む、むず / まし、まほし

連用形

き、けり / つ、ぬ / たり、けむ、たし

終止形

らし、べし、まじ / らむ、なり、めり

☆残り

なり、たり、り、ごとし

☆第三ステップ

ず、まし、き の活用を覚えます

☆ず

ず、ず、ず、ぬ、ね、◯

ざら、ざり、ざり、ざる、ざれ、ざれ

(ラ変に、ざを足したもの)

☆まし

しか、◯、まし、まし、ましか、◯

☆き

せ、◯、き、し、しか、◯

☆第四ステップ

変化しない じ、らしの活用を覚えます

☆じ

◯、◯、じ、じ、じ、◯

☆らし

◯、◯、らし、らし、らし、◯

☆第五ステップ

用言助動詞を結びつける。

上でやった助動詞以外の活用は、最初に覚えた用言のどれかと同じ活用します。そのため、何活用をするのか覚えることが出来れば、自分で導き出すことができます

☆四段

む、らむ、けむ、

☆ナ変

☆ラ変

けり、たり、り、なり、めり

☆下二

る、らる、す、さす、しむ、つ

形容詞

べし、まじ、まほし、たし、ごとし

形容動詞

なり、たり

☆まとめ

1週間もあれば覚えられます。これを覚えた後は、意味を少しずつ覚えていきましょう。

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