反差別運動の人っていつまで経っても「差別を無くそう」とか言うんだけど、正確には「差別に敏感になろう」と言い換えるべきだと思う。
反差別運動って、それまで差別されているとも思ってなかった人に、「それは差別ではないか」という自覚や意識を与えることなので、論理的な必然として、運動が進むほど差別とされる問題自体は大幅に増える。広告やcmの表現における「女性差別」が典型である。
反差別運動は差別問題自体を増やしていく。それは矛盾でもなんでもなく、むしろ積極的に肯定されなければならない。だから「差別を無くそう」ではなく、「差別に鈍感な社会より、敏感すぎるくらいの社会のほうが方がよい」と正直に言わないと、「結局差別なんてなくせないのでは」という反動を招くだけだと思う。
敏感度3000倍