10年前くらいに一人暮らしで住んでいた東京郊外の賃貸物件にさ、前の住人宛の郵便物がたまに届いてたんだけど、なんか出版社からの書類とか献本みたいなものが含まれてたから、もしや!と思って郵便物の宛名を検索してみたら、芥川賞受賞作家だったわけ。
それだけの作家が住んでたのか、この広さだけが取り柄のボロい賃貸に…と思ってベランダに出たら、遠くに富士山が見えて、何か急に視界が広くなったような気がしてきて。昨日までの残業の疲れなんかはまるで無かったように頭がスッキリした感じがして。
もしかしてこれが天啓…!と思って1ヶ月間、思うままに初めての小説を書き進めてみたら、箸にも棒にもかからない駄作が生まれた。
やっぱ才能は場所ではなく人に宿るね。心の底からそう思いました。まる。
Permalink | 記事への反応(1) | 20:56
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