誰にでもある。
通常はわからないことはわからないままにしないで、必要なところまで理解を深めておく必要がある。
よくわかっていないことは、自分はもちろん他人にも伝えることができない。
しかし立場や状況によっては、よくわからないことでも他者に向けて発信しなければならない場合もあるし、よくわからないまま、明確な根拠を得ることもできない状況で判断しなければならない場合もある。
それはひとえに責任と権限をもつ者の勇気と覚悟と度量の問題であると私は思う。
能力とかそういったものもあったほうがよいのはよいが、それは問題の本質ではない。
根拠が得られない状況でも決断する勇気、その結果発生したあらゆる責任や批判なども逃げることなく甘んじて受け入れる覚悟、そういったものを着実に身につけたいものだ。