2021-07-25

一羽目のペンギン

ファーストペンギンという言葉がある。

ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます

とのこと。ここではベンチャー精神となっているが、冒険心と置き換えていいだろう。時に無謀な挑戦が、思いがけない成果に繋がることがあるというやつ。

この冒険心は、正論論理から導き出されるとも限らず、側から見たら狂信的、無茶、無謀、狂気といったものに見えることもあるだろう。

狂いに対する社会的な許容量が、先進性や新しい挑戦に繋がる。とすると、たしか日本にそれが欠けているという見方もありそうだ。

ファーストペンギンの育成。腹ペコのペンギンが崖から海に飛び込むことを促すには何をすれば良いのか?狂いを許容し、枠から外れていくことを促すことはできるのか。

それには飛び込んだペンギン犠牲を許容することが必要となる。飛び込むペンギンを増やせば、成功も増えるが犠牲者も増える。これを受け入れる。

コロナ禍で浮き彫りになっているのは、社会の狂いと犠牲を受け入れる許容量の少なさ、冒険心の少なさだろうか。

  • 🚆🐧💨

    • ファーストペンギンダイヴァーのほうがわかりやすい 長くなるけどね

  • オリンピックのような祭り、音楽フェス、演劇、酒を飲んで酔っ払うこと、そういうものもある種の狂気。何人死んでもやるかどうかってことだな。

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