その気はなくとも気付いたら彼の家にいて、気付いたらそういう事をしていて、気付いたらちょっと態度の冷たくなった彼の家から自宅への帰路を1人で歩いている。
最初は純粋に彼が好きで家に行ったりご飯に行ったりしていたのに、連絡が減って、気の向いた時しか連絡が来なくなって、色んな欲を満たしたい時に呼ばれる都合のいいオールラウンダーが爆誕していた。
彼が酔っ払って私にキスしてくる度に、私の頭の中の小鬼トリオが「こういうのは良くないでゴンス」「やめた方が良いヨォ」「やめるッピ!」と囁いてくる。
わかっちゃいるのに全然やめられない。いつか本当に彼女にしてくれたら良いなあと思って「LINE 既読無視 脈あり」という求めた答えありきのサーチを1日に800回くらいかけている。
本当は脈なしなことも、いつか彼が急に誰かと結婚するって言い出しそうなこともわかってるし、どこをどう直したら好きな人に好きになってもらえるのかももうわからない。
元々可愛い性格でもない上に、普段からしょうもないことに脳のキャパを使いまくっているので、揚げ足を取ることやわかりにくいボケを挟む事でしか誰かと接することができない。
男からしたら最高の存在だよあんた 都合のいいおもちゃ
いじらしい
漫画の「来世ではちゃんとします」読むといいよ。増田みたいな子でてくるから客観的にみられそう。