昨夜、ニュースで赤木ファイル開示を見た。
まず、500ページ作るとか、作れるとか、自分の実感からして異常。(感嘆)
その勤勉さと公務員としての矜持にただただ恐れ入るのみ。
そして当時、あんな平易な、つまり霞ヶ関文学の精華から程遠いわかりやすいメールで、本省が指示を出したなんて異常。(喫驚)
普通、危なそうな内容をメールにはしない。書くしかないなら、責任が極力少なくなるよう、玉虫色に逃げておく。そのための霞ヶ関文学であったはず。
少なくとも当時、後ろ暗いことを指示しているという自覚すら、本省では失われていたのかもしれない。忖度は正義。権力こそ正義。
だが出先機関には忖度の毒が浸透しきっておらず、赤木氏のような正常な感覚を保った役人も残っていた。その落差が生み出した不幸な出来事……。
自分だって、巻き込まれてみるまではどう転ぶかまったくわからない。おそろしい。
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