昔の俺「意味不明なストーリーの作品を編集者とか大物作家とかが『凄い!凄い!』と褒め讃えて値打ちをデッチ上げてるだけ」
↓
今の俺「純文学おもしれえわ」
ストーリーが平板で、
謎のメタファーが堂々と散りばめれらてて、
謎のスイッチが入った登場人物が感情を露わにしたり思い切った行動に打って出たり(例えるなら『故郷の村落の祭りで山車が目の前を通り過ぎるのを見て堕胎を決意する』みたいな)、
「ここで切っちゃうの!?」って唐突なタイミングで物語が終わったり……
みたいないわゆる純文学らしい純文学作品の
『なぜかわからないけど、読み終えたらなんか良いと思った』
的な感覚が大人になってようやく分かるようになった。
宮本輝、お前すげえよ。
Permalink | 記事への反応(2) | 15:23
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https://anond.hatelabo.jp/20210617152305 同志よ。 おれもむかしはぜんぜんわからんかったわ
でもやっぱ文庫にしたら1話あたり60~70ページくらいにとどまる短編を基本的には好むわ。 純文学で長編はよっぽど覚悟決めないと読む気が起きない。起承転結のバランスが崩壊してる...
元増田の挙げた「純文学らしさ」の特徴を見て、純文学というジャンルは淘汰されるべくして淘汰されたのだと痛感した