なにはともあれ、ウマ娘。だ。好きな人たちが作っているコンテンツ群なのか、それとも、好きな人が集まってきてるのかはよくわからんくらいになってきた。
年寄りの体感的に、過去の競馬ブームはいくどかおこり、それぞれテンポイントの死でおわり、ライスシャワーの死でおわり、サイレンススズカでを終わったような気がする。2000年代以降は、引退が早くなったためか、そうそうこういうい悲劇を目にしなくてよくなった。
ウマ娘。のアニメ(1期、2期ともに)、漫画、ゲーム中などなどは現実の競馬が下敷きになっている。引用癖は悪癖ではあろうが、それぞれ知っていると、作り手と握手したような気持ちになれるし、私が拾えていない要素もあるのだろうと思うとさみしくもある。
ゲームでストーリーがあるけれども、その元があり、なによりレース中の実況は有名どころ、印象的な一文は引用されているように思う。
ゲーム中のストーリー以上に、現実の競馬の物語がそこにあると紐解けるとき、この穴はどれだけでも掘って行けると気づいたとき、どんな気持ちになるのだろう。
ナイスネイチャのバースデードネーションがえらいことになったのを見ながら、イクノディクタスに思いをはせる春の終わりだった。