過去に問題や不祥事を起こした人間に対しては、はっきりいって大なり小なり色眼鏡で見てしまう。
極論だが、犯罪歴のある人間が目の前にいれば、何もなくても間違いなく警戒する。
確かに過去のことは過去のことにすぎず、現在とは別個のものだけど、人の本質的な部分まではそうそう変わらないし変えられないのではないか。
このような過去をもつ人間が何らかの事情で再び組織に戻ってくることになり、果たしてそのことをどのように捉え、受け止めればいいのか、極めて複雑なのである。
過去に不祥事があってもなお再び登用するほどの価値のある人物なのかもしれないし、そのような人物を登用する決定権者がその程度の判断力だったということなのかもしれない。
人間はみな罪を背負っている その時の権力者に悪とみなされているかみなされていないかの違いがあるだけで人はもれなく罪人
なるほど、そもそも善が普通で悪が異常、という前提で考えるからよくなかったんだね。