酒にせよタウリンにせよ、肝臓に負荷をかけると疲れを忘れられるのが不思議だ。いまだに疲れを簡単に計測する方法は無いらしい。疲れってなんだろう。
肝臓は悪くしても自覚症状が無く、気付いたときには手後れで、沈黙の臓器なんて呼ばれている。でも、もしかしたら疲れたって、肝臓からのアラートなんじゃないか。
疲れたと感じたら、もう肝臓の処理量に限界がきている。休まないと処理しきれなかったものが全身に回る。なんだかいろいろそれで説明がつきそうだ。
疲れを観測する方法のひとつに、ヘルペスウイルスの活動があるそうだ。この身体はもうヤバいなと感知すると、安泰な脊髄から出て他の寄生先を探すらしい。疲れたらヤバいって、知らないのは人間だけなのかもしれない。