ありし日の姿を思い出すと、やっぱり心臓あたりがキュンとする。
俺みたいに、ろくに親孝行もせず、自分本位で、最後にありがとうも言えなかった父と母には、
もう1回会えるのなら、ありがとう、感謝してます、と言いたい。
最近特にそう思う。月に1回くらい、生きてる時のリアルな夢を見る。その時でさえ、ありがとうを躊躇して言えない。
もし、夢の中で、ありがとうを言ったら、何て返事なんだろうか。
そんなことを考えても、もう仕方ないから、こう思うようにしている。
自分は父と母の遺伝子でできてる。父、母は自分だ。だから、自分に言えばいい。自分は、自分含めて3人が詰まっている。
自分の思いは父・母の思いなんだから、何も申し訳なかったって思う必要ない。
だから、自分の中で父・母は当然しっかり生きてる。というか父・母は自分なんだから。
同じく、自分の子どもは、自分なんだから、思い残すことはない。自分のすべては子どもが受け継いでるんだから、もう自分はいつでもいなくなってもいい。