対局が終わったあとで初手から一手一手指しながら中身を振り返り、「ここでこう指しておけば」と反省して次に活かす
これと同じようなことを人生でやってみたらどうなるだろう
AIに自分のこれまでの人生を棋譜解析のように読み込んでもらって、何が悪かったのかと振り返ってみる
「34歳のとき、A社に転職したのが疑問手 そこから一気に敗勢となった B社かC社であればまだまだ互角」
「28歳のとき彼女が居たのに合コンで知り合った嫁に中出ししたのが悪手」
といった分析が出たら「あーやっぱり分岐点はあそこだったか…次の人生に活かそう」ってことになるだろう
ただ自分の場合、どこまで遡っても悪手らしい悪手がなくて「父の精子が母の卵子に着床したのが敗着」なんて結果が出そうで怖い
もっと有能な人間として産まれてくるか、金持ちの両親の元に産まれてこなかったのが敗因と言われるとさすがに人生投了したくなる
悪手はないってことはリスク回避は100%成功してたってことじゃね
勝利条件が明確でなければ価値も負けもあったもんじゃないし、自分の勝利条件は経年で変わる。結局は塞翁が馬で、死ぬ瞬間になってみないと勝敗の判定などできそうもない。
どこまで遡っても悪手らしい悪手がない? それは凄い。