中華料理屋にあるような円卓に同級生が10人くらい座って談笑してた
私の隣に亡くなった同級生であり幼馴染のAが座ってるんだけど
みんなの様子を見てニコニコ微笑んでるだけ
なんで話さないんだろう?って思いながら私もみんなと話してた
そのうちだんだんAが半透明になって、気付いたら隣には誰も座ってない
「ねえAいたよね?どこ行ったんだろう」と周りに問いかけると
みんな口を揃えて「え?(私の)隣の席には最初から誰もいなかったよ」と答えた
確かにAがいたのになんで誰にも見えてないんだろう
でもみんなが誰もいないって言うならそうだったかな?
あれ?そういえば隣の席空いてるけどなんでだろう?
と答えたところで目が覚めた
亡くなった当日に顔を見に行ってその夜に見た夢だった
当時は夢に出た!という嬉しさよりも亡くなった事実が突きつけられて複雑な気持ちだった
今思うとこの夢みたいにだんだんみんなの記憶から薄れていくのを示唆していたんだろうか
幼馴染のご家族にはいつ伝えようか、でも悲しませてしまうだろうかと迷って言えないまま10年ほど経ってしまった
地元を離れて盆や命日にお墓参りできなくなったからこれからも忘れないようにどこかに残したくて
でも誰かの目にほんの少しでも止まってほしい気持ちもあってここに書きました