明日はきっと雨に降られるだろう。ずぶ濡れになって傘を忘れたことを後悔するだろう
明後日はきっと嫌な思いをするだろう。昼に食うコンビニの新商品が不味くて無理矢理胃に押し込めて、気持ち悪くなってしまうだろう
明後日は今日と同じような日になるだろう。つまらない仕事をして、つまらない女でオナニーして、つまらない記事を読んで、腐りかけの不味い飯を食うだろう
全部そんな感じだ。
昨日の昼、カーラジオで流れた知らない男が明るい未来を歌った。それを聞いた女が言った
俺に用意されてる明日は壊れた傘とずぶ濡れのシャツとトイレに住み着いた悪魔だけだ。
どれだけ無価値になれば殺してもらえる?
命の価値は瓶の中の不味いウイスキーみたいにコンビニには売ってない。減っていく一方だ。いつかは空になってしまう。
退屈だ。
面倒だ。
体も、心も、重い