2020-05-13

夜は夜らしくしていればよかった

仕事柄、毎日のように深夜の会議に出席していたら睡眠導入剤がないと寝付けなくなってしまった。

仕事がヤマを越して深夜の会議に出る必要がなくなっても、薬に依存気味になり、やめられなかった。いちど飲むのをやめてしまうと、離脱症状のせいで夜に目が覚めてしまって辛かったので、飲み続けるしかなかった。

だが新型コロナウイルス流行を期に、最近は薬を飲まなくても寝られるようになっている。

精神の不調を抱えているわけではなく、睡眠導入剤を処方してもらうためだけに心療内科に行って感染リスクさらされるのは割に合わないので、自然と足が遠のいた。

さらに、一言でいえば、夜に夜らしくしていれば寝られることがわかった。

まず夜でも電灯が明るい繁華街から郊外引っ越した。日が沈むと周囲が暗くなった。

また室内でも、日が沈んだ後は明るい照明をつけるのをやめた。すると、その明るさでできることは限られてくるので、夜に目が覚めるような活動はせず、自然と早めに寝るようになった。

日の出時間が早くなるにつれて起床時刻も少しずつ早くなり、朝の時間を余裕を持って使えるようになった。

大げさに聞こえるかもしれないが、コロナウイルスのせいでようやく人間らしい生活に戻れた気がしている。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん