「もし、そこのお若いの。」
老婦人はボロボロの服を纏い、大変貧乏にみえます。男は大変な慈善家なので声を無視することも出来ず話を聞くこととしました。
男は嫌味のない笑顔で答えました。
「私の孫が病気なんです。見ての通り貧乏なので薬を買うお金も、服を買うお金もない。」
それを聞いて男は驚きます。
「そうですか。でしたらこのパンティーを持っていってください。」
男はそういうと懐からパンティーを取り出し老婦人に渡し、店に入りました。
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「よう、騙されたな。」
声をかけてきたのは待ち合わせをしていた友人でした。
「あのご婦人の孫は病気になんかなっちゃいないし、ああやって物乞いする時だけ貧乏人のふりをしてるのさ。」
それを聞いた男はこういいました。