2019-07-08

頭を打ってからというもの

先日交通事故で頭を強打した。

軽い脳震盪を起こしたが、その後数日経っても目立った異常は見られなかった。

けれども数週間経って、以前とは何もかもが変わってしまっていることに気がついた。

頭の中に、いつも脈絡の無い文章が浮かんでは消え、浮かんでは消え、何にも集中できない。起きてから眠る直前までも、文字は湧き続ける。仕方がないのでそれを書き連ねてみる。今でこそ辛うじて意味の通じる文になってはいるが、そのうちただでたらめな文字の羅列になるのではないかと、余計に不安が募る。

正直、学生以来ろくに本を読んでいない。

ましてや、自分文章創作しようとは考えたこともない。

私の頭に湧いてくる文章は、以前どこかで見たことのあるものだろうか。もしくはその断片を繋ぎ合わせたもの?それとも、本当に何もないところから湧いてきたのだろうか。

最大N個の単語構成される文章は、M種類の単語からM(M^N-1)通り作ることができる。私の脳にはまたその中の1通りが浮かぶ。この1通りを選んできたのは誰だろう。

それは私から私へ向けた文章かもしれないし、誰かから私へ向けた文章かもしれないし、私からあなたへ向けた文章かもしれない。あなたから誰かへ向けた文章でもありうる。

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