2019-05-30

anond:20190530160612

51年もの間、家族とは呼べないような家族関係の中でひっそりと暮らしてきた男にとっては、

おそらく家族に対して最大の復讐をしたかったんじゃないかと思った。

養父母である叔父叔母が要介護年齢となり、この先いつ死ぬか分からない状況のなかで、

生きている間に復讐するには今やるしか無かった。

生きてる間に、「加害者家族」という名の呪われた汚名を着せてやる・・・

ただ、そのためだけに彼は用意周到に柳刃包丁を何本も用意し、

いつどこでどのタイミングでヤルのが良いのか事前に偵察、シミュレーションを繰り返してコトに及んだ。

あの日、近所の人に明るく挨拶していたのは、決行の日を迎えて意気揚々としていたからに違いない。

51年の人生で、彼にとって最初最後の晴れ舞台を迎える気分だったのだと思う

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