無意味なシーンがどこにもないし
「負け犬」を描き切る過程においての計算高さに驚くしかない
万引き家族をまだ見ていないけど、この映画を先に見てしまってよかったんだろうかと少々心配になってきた
非実在弱者の「キモくて金のないおっさん」よりよほどリアルな「弱くないことにされてる弱者」が描かれてる
高カロリーなメニューを運んでくる黒人のウェイトレスとか
事務手続きに徹する黒人女性とかを要所に出してくるバランス感覚がすごい
「正しさ」がどうしようもなく重荷になる現実をきっちり描いてる
こういう映画が12年も前に出てきてるんだからなあ…
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