2018-09-26

ガセネタのガセの由来って

ガセネタのガセは、お騒がせのガセだという説明が通説のようだ。

元はテキ屋隠語として使われていた言葉で、1915年の『隠語輯覧』に見られる。 ガセの語源は「お騒がせ」の「がせ」で、本物ではないのに人騒がせな物ということで、「偽物」の意味となったのであろう。 でたらめな情報意味する「ガセネタ(がせねた)」は、1929年隠語の集成『香具師奥義書』に見られ、「ガセ」と同じく古くはテキ屋隠語であった。

http://gogen-allguide.com/ka/gase.html

でも、最近スペイン語でgaceta, gacetista, gacetilla用法をみていて

おやっと思った。gacetaは新聞という意味なんだけど、gacetilleroになると文屋さん的なニュアンスになる。

mentir más que la gaceta(平気でうそをつく、大嘘をつく)

直訳すると「新聞よりも嘘つきだ」

gacetista=ゴシップ好きの人

ちなみに、スペイン語のgacetaは、英語ではgazetteポルトガル語ではgazetaとなる。

日本語のガセも、つねにネタ(伝え聞いた情報)とセットで用いられていることから

もし、これがポルトガルなど、ラテン語系の外来語由来だとすると

ガセの用法類似している。

語源と言われている「お騒がせ」「人騒がせ」と「偽の、不確かな情報」の接点はあまりピンと来ないが、gacetaのガセだとすれば合点がいく。

・・気がするけど、どうなんだろうか。

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