■私のポンコツ革命

私はポンコツという言葉が好きだ

語感が柔らかくて、可愛らしい。

自分がミスをしてしまった時や、他人がやらかしてしまった時、「ポンコツ」という言葉をよく使う。

「ポンコツだね」

「ポンコツ」というちょっと間抜けな言葉が持つポップさ、発声の気持ちよさから、人に親しまれやすく、言葉が伝播しやすい。

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いい人ではあるが、ちょっと言葉がきつい、そんな上司がいる。

同僚には怒られた時に凹んでしまう人もいる。

そんな上司が先日、私のミスを叱る時に「ポンコツ」という言葉を使った。

その瞬間の、なんとも言えぬ場が和んだ空気を、私ははっきりと感じた。

ミスをしたことを咎める時に、私たちの負の感情が流れる本流に「ポンコツ」という言葉が分流を作ってくれたのだ。

私はこの小さな革命を、密かに続けたいと思う。

Permalink | 記事への反応(1) | 22:18

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