本日も晴天なり。学校のチャイムが聞こえる。小学生が列になって歩いていく。黄色の旗を持った保護者がその末尾から、彼らの安全を祈る従者のように歩いていく。僕は彼らをガラス越しに眺めている。コーヒーが冷めないうちに飲もうとしている。
足元の湯たんぽはもう冷めきっている。これはレンジで何度でも温められる優れものだが、不精な自分は冷めたままのそれに足の裏を乗せたままにして、寒いなあと思っている。煙草も切れそうだが、外に出るにはまだ寒すぎる。朝のニュースも見た後だと、とくにすることもなくこうして思いつくままに言葉にしてみる。やることが山積みだから、to-do-listを作る。会う人がいるので、会う場所と時間を確認する。書類に不備がないか念入りに確認する。自分の今日の意味を確認するためだ。今日のわたしの意味は、これであったと、明日の自分が確認するためだ。昨日の自分には、あまり意味がなかったので、今日の自分に期待している。