ここ数か月で2回ほど、丁寧なお断りの言葉をつづって、それを受けて入れてもらえることがあった。
思えば自分は今までの人生で、感情的になって決裂したり、ごり押しで意志を押し通したり、逆に不満があっても飲み込んで相手に従ったりはあったが
感情的にならず丁寧に「悪いけど嫌です」と伝えて理解を得ようとしたことは、あまり無かったような気がする。
それをやれば受け入れてもらえることもあるんだというのが、とても新鮮でうれしく感じる。
考えてみれば、何かを断るというのも難しいものだ。
どうしても断るくらいの理由や拒否感があって、尚且つ相手に怒りや憎しみを抱かない平穏な心の状態でないと、丁寧な言葉はつづれない。
この年までに培ってきた言葉遣いなどのテクニックのお陰もあるだろう。
最近は生活が平穏で、心にゆとりが出来ていたからこそ可能になった部分もあるだろう。
「自分がやりたくないからお断りします」というのが通じるような年齢・立場になってきたというのもあるのだろう。
何にせよ、ありがたいことだ。