2017-08-18

さないという概念

人に対して許さないという概念というか心情を持ち合わせたことがなかった。

許すという心情、もしくはちょっとかかわって苦手そうな人嫌いな人とは関わらないという行為を取っていたため、

人に対して許さないという感情の段階までいくことがなかったのだと思われる。


そのせいか

「本当に悪いと思ってるの?」

と言われることが何度かあった。

悪いと思ってない、もしくは悪いと思っているけど許される、という想定しかなく、

許されないという想定がなかった。

もしくは許されなくても平気な奴(嫌な奴)、嫌われても平気な奴にしか悪いと思われることを思わなかった。

関わらなければいいのだから。それで終わりだった。

(ゆえに、自分が悪いことだと気づかずに悪いことをしている、虚空にスッと消えていく相手に嫌われる感情はたくさんあったのだろう。)



しかしながら、どうしても関わらざるをえないかもしれない人間が、

変なことをしたときに、

謝ることを一切せず、

スルーもできず、

謝らないどころか同じことを繰り返し、

ぐつぐつと怒りだけが沸いていく。


そんな時に初めて

さな

という感情が現れた。初めてだった。

今までは

なんだこいつ

で終わってあとは関わらないでいって、無意識下に消えていたもの

関わらざるをえず

つのまにか許さな

になってしまった。


病気(本人は無自覚)だからと言って許されないものはある。

からもう終わりにしたいのだ。


しかし、謝ってくれれば許せるかもしれないという未練もあり、

また、許せなかった時の終わった後の世界がどのようなものになるのかわからず、

それがまた恐怖なのだ



で、結局私は誰が好きなんだ?(最大の無自覚

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