内容がひど過ぎてマジで引いた。
構成はこの手の本に良くあるもので、誰でも知ってる哲学者の主著を数ページにまとめて、著者のコメントを付するというもの。
なのだが、まず肝心の要約が、各学者につき実質2ページぐらいしかない。残りは筆者のどうでもいい与太話が続く(しかもその多くが哲学者の主張と関係がない思い出話)。
んで西洋哲学をやる奴なら誰でも知っての通り、キリスト教をある程度知らないと西洋哲学というのは良く分からない。のだが、どうもこの筆者はキリスト教をロクに勉強したことが無い様子。
必然的に要約もめちゃくちゃで(というか筆者はホントに挙げられてる哲学書をちゃんと読んだの?という疑問がまずあるのだけど)、Wikipediaか、下手すりゃニコニコ大百科でも読んだ方が良いレベルになっている。
専門外のことを知らないことをとやかく言うつもりはないが、本を出すからにはちゃんとせえよ。曲がりなりにも明治大の教授だろうお前は。