2017-06-21

自撮り女子が苦手」を振り返る

私が女っぽい女子自撮り女子を苦手に思ってしまうのは、

自分がそれをやりたかったのにできなかったからだろうな。

地味で洒落っ気のなかった私は、中学に入ってすぐ、カースト最下層に属した。

そうなるともう、オシャレをする機会も権利もほぼないと同然だ。

ただ、そんな「ダサい自分を、劣った存在として受け入れるのは悔しかった。

から私は、「それこそが私の個性だ」として自分プライドを守った。

飾らない、でも人に好かれて、自然体で好かれる女の子を目指したんだ。

その選択は間違っていなかったと思う。

そのブランディング戦略はすっかり自分のものになり、

飾らず気取らず、でも感じのいい人、に私はなった。

そこに嘘はない。後悔もない。愛されて無事、結婚もした。


それなのにどこかで、羨ましさが残ってるんだな。

「私、可愛いでしょう?」と、人目をはばからず振る舞える彼女たちへの。

人生選択連続で、両方を手に入れることはできないのにね。

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