2017-06-04

http://anond.hatelabo.jp/20170604003013

商品を作るコストには、開発や普及のための広報活動などの初期コストと、製造および販売のためのランニングコストがある。商品Aが売れて初期コストが回収出来たので、次は価格を下げて販売量を増やしてもよい。

世の中でよくあるパターンとして、商品Aが売れて、市場に競合品が出てきたので、競争のために価格を下げざるを得ないこともある。実に多くある。つーか、そこまでの期間が長いかいか問題で、どんな製品でも最後はこの状態になる。

一般に、価格を上げると販売量が減り、価格を下げると販売量が増える。利潤×販売量が儲けだから製品1個あたりの利潤を減らして量で稼ぐ戦略も、量が減っても製品あたりの利潤を上げる戦略もあり得る。どっちが儲かるかは個々の例によって異なるが、常に値上げが正しいわけでも、常に値下げが正しいわけでもない。強いて言えば、定性的(上がる/下がる、増える/減る)に考えても答えは出ないので、定量的に(実際の数字を使って)考えるのが正しい。

まあ、現実問題としての正しさとは別に、多くの人が支持しやすい方ってのは、あるかもしらんなあ。値下げは負け組選択みたいなマッチョイズムっぽい考え方とか。

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