ストーリーのあるpvというか画の流れを見てる感じ言ってしまえば紙芝居とか絵巻みたいな.......
あの映画には奥行きを伴った世界観がない、多くの意味を含みすぎるその他の映画とは違う
あれは二人だけで完結している物語だ言い方を変えれば二人のみにフォーカスが絞ってあり他はおまけに過ぎず、よって大きな意味を持つこともないのだ
だからそれ以外の要素や意味を極力削ぎ落とし話を構成してある例えば父親と三葉の最後辺りの場面なんかがその典型だ
そうした訳でこの映画においては脚本の拙さや矛盾なんかが指摘されたとしても問題とはならない、それは二人の物語の中に如何程の地位も占めないからだ
重要なのはフォーカスの絞られた二人の何とも言えない恋それだけなのだそれだけで十分なのだ
そうしてこの映画は爽やかさテンポの良さ、視聴後の後腐れのなさなんかを存分に発揮して大衆映画の地位を欲しいがままにしたのだ