異世界に行きたいと言っても、よくあるラノベ転生みたいなことをしたいわけじゃない。
例えば線しか存在しない世界とか、時間を自由に操れる世界とか、キューブで埋め尽くされている世界とか、
光しかない世界とか、いやもっと想像すらできないような世界を体験したい。
この宇宙にいる限り、どうやっても物理法則から逃れることができない。
どんな未開の星へたどり着いて宇宙人と出会ったとしても、その星の林檎は木から落ちる。
どこへ行っても同じ。
本当に自由になりたい。
死んでからも。
神は無能だ。
少なくとも死がないと生が実感できないようなつまらない世界にはしない。
心底つまらないやつだ。