例えば、中学高校とバレーボール部でセッターをしていたのだけど、
その時の経験を兄や親に話すと、
と言われたことがある。
そう言われてみると、バレー部の記憶ではっきりとおぼえているものは
「わたしではなく兄がバレー部だったんだ……。」と思うようになってきた。
とはいえ、わたしは楽譜も読めないし、吹奏楽でなにか楽器をやっていたとも思えない。
そんなことが日に日に増えてきた。
昨日も、
「兄が中学1年生の夏休みに、風邪をひいて寝込んだ時、兄に隠れてみんなで食べたケーキ、ほんと美味しかったね。」
と母にいうと、真顔で
「ケーキなんて食べてないよ、しかも隠れてだなんて、嫌だねぇ」
ととぼけられた。
納得出来ないので父に言っても同じような回答をされた。
でも、これは確かにケーキを食べたという自信があるし、味もまだ記憶に残っている。
最近では両親と兄が結託して、私の記憶を上書きしているようにしか思えなくなりました。
<追記>
卒アルを見ればと思って、探したら無くなっていました。