2016-01-14

徳島の思い出

7,8年前だったと思う。友人に誘われ徳島阿波踊りを観に行った。

当時は神戸に住んでいたので車で2時間ほどで着いた。

早めに出発したので、まだ始まっておらず時間潰しに駅周辺を散策することにした。

何も下調べをせずに徳島に来たので、特に目的もなくとりあえず名物徳島ラーメンを食べたり、商店街を歩いたりしていた。

その特に気になる通りがあった。歓楽街を抜け、住宅地に入り、公園の少し先だったと思う。古い長屋が並んでおり、何軒かの軒先に中年女性が座っており、こちらを見つけると手を振ってきた。

その時は阿波踊りが始まる時間が近づいていたため、気になりながらもその場を去った。

阿波踊りを1時間ほど観たが、有料の座席でないと本物の阿波踊りは見れなかったので(思い付きで来たので有料席があることも知らなった。)、飽きてしまい気になっていたあの通りもう一度行った。

中年女性の座る軒先が増えていた。誘われるがままに話を聞いてみるといわゆるちょんの間だった。おおよそ検討はついていたが。

同じ徳島市民が阿波踊りという県民の一大イベントであろう行事熱狂しているそのほんの少し離れた場所ではくたびれた女性たちが体を売っている。他県からも人が押し寄せるので客が増えるそうだ。

社会の裏側を見て少し感傷的になった徳島の夜だった。

ちなみに抱いた。

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