2010年頃、私は、いくつかの不思議なビジョン(光景)と声、不思議な音などを感じた(見た?聞いた?)。
どこにも書けないのでここに書く。
家の近くのデパートに出掛けた帰りの事だった。
厳密には、今の実際の建物と重なるように2重写しで見えていた。
目を何度こすってもその廃墟の街が目の前に広がっている。
私は、焦りまくった。恐怖に刈られた。
あの感覚を今でも忘れない。人がどこにもいない。無人の町。頭のなかには轟音が鳴り響いている。ああ、何もかもが失敗してしまった…。遅かった。私の帰る場所なんてどこにもない。
まさに、聖書の中に書かれているアルマゲドンがあるとしたら、こんな感じだと思った。
こんなことをしている場合じゃない。私は何かしなくては。周囲に叫びたくなった。
「やばい!あぶない!ここにいては危険だ!」と、少しパニックになりながら。気持ちが高ぶるのも当然だった。それぐらい私の中でリアルだったのだ。
けれど、もちろんだけど周囲の人間は誰も信じなくて、「はいはい。落ち着いて」と私をなだめた。それでようやく私の興奮も覚めた。
そして本当に、あれから時間が経って何事も起こらなかった。私の街は今も健在で廃墟ではない。あんなにリアルにはっきりと見えたのに…。