特にあばら骨のあたりが好き。
透き通るような肌が呼吸に合わせて吸い付いたり膨らんだりと脈打つ姿の艶めかしさがたまらなく好き。
首から肩にかけての流れるような曲線と鎖骨の潔い直線のコントラストはまさに芸術的。
肌の下に見え隠れする血管の色と模様が好き。
薄紫の血管が生命の営みに従順なまま伸びては消えていくさまは命の形そのもの。
骨盤にふれた時の感触が好き。
ふれた手が肌に沈むでもなく、臀部のえくぼを指でそっとなぞる瞬間はまさに至福。
華奢な四肢が描く繊細な曲線が好き。
無駄な凹凸なく伸びる手足の動きが描くまるで琳派を思わせる緊張感の張り詰めた曲線は万物普遍の美。
胸にはほとんど興味がないけれど巨乳は嫌い。わたしには母性が強すぎて気持ちが悪い。
でもブラジャーは好き。
その様々な色や模様、装飾は、いつ人の目にさらされることが予期されないままにも関わらず、いつにおいてもその女性の人となりを雄弁に語ってくれるものだから。
それが身体に装着さられることによって、その女性はよりその女性らしくなりまさに芸術へと昇華される。
その暁にはこんなわたしを選んでくれることを切に願う。