いわゆる「発達障害」の中にも差別主義者はいるとは思うが、反差別主義者は全ていわゆる「発達障害」だとは言えると思う。
世の理不尽に耐えられない、そんな世の中を変えたいと思う正義感を持った人間はけして「定型」では有り得ない。そうした人間に発達障害というレッテルを貼って締め出す社会では差別がなくなる筈もない。定型天国の日本はまさに差別肯定社会。そりゃあ海外にだって差別は沢山あるだろうけれど、ここまで社会全体で差別を積極的に肯定している国も少ないんじゃないだろうか。
基本的人権なんていう発想を考えだし、それを頭から信じられる人間がいわゆる発達障害でない筈がない。逆に言うと定型の場合人権を信じているふりをしていてもその実どこかに差別を肯定する思想が混じる。人権運動なんてものは「発達障害」者でなければ起こせないと思う。