日本におけるマナーが悪くなってきた問題について。
昔はある程度自浄作用があった。例えば、公衆でなにか悪さをしたらドヤされた。
それが最近はなくなってきた原因のひとつに、常識の変化が早過ぎることを挙げたい。
自浄作用が働くのは、浄化エネルギーが迷惑エネルギーの障壁を超えた時だ。
具体的に言うと、迷惑な輩を律するのに誰もそうだと疑わない大義名分が明確である場合にそれが発生する。
現代においては、「それが迷惑である」という定義が人それぞれになってしまい、大義名分がなくなり、自浄作用は働かなくなりつつある。
生活必需品はこの50年の間にめまぐるしく変わってきた。
それがどうあるべきかも変化しつづけた。
エスカレーター歩くな問題や優先席でのマナーモード問題などがそうだ。
数年前までの大義名分をもとに迷惑な輩を叱ると、反発を起こす。
これでは自浄作用は働かない。