2015-06-25

否定するなら代案を出せ」なんて負け惜しみしかない

デキる人が集まるビジネス業界では「否定をするなら代案もセットで」みたいなことが言われている。

そこには「否定をするなら誰でもできる。代案もセットしないとプロジェクト前進しない」みたいな意味が含まれている。

確かにそれはそうだ。何か悪い部分があったら、代案を出して改善を図っていかなきゃいけない。

だけど、この言葉が「負け惜しみ」にしか使われていない場面が多々ある。否定された悔しさ紛れに、相手を否定するための言葉として使われているのだ。

こういう輩は会議議論を個人の勝ち負けでしか考えていないんだろうな。あいつより発言たから俺の勝ち、あいつよりアイデアを出したから俺の勝ち、みたいな。

彼らが見落としているのは、「代案があろうがなかろうが、悪いものは悪い」ってことだ。

そして、会社は個人戦ではなくチーム戦なので、悪い部分の発見だけしてもいい。悪い部分を否定したら、みんなで代案を考えればいい。「代案がなければ否定するな」なんて、悔しさ紛れの相手を黙らせる口実でしかない。

「代案を出せ」と脅して相手を黙らせるなんて、一番やっちゃいけないことだ。

ランクA:否定して代案を出すこと(それをみんなで改修していく)

ランクB:否定すること(みんなで代案を考えていく)

ランクC:否定しないこと(みんなを地獄に連れていく)

代案なんてなくていい。悪い部分を潰すこと。そこがネックだと認識すること。それだけでも価値がある。代案なんて後から考えればいい。みんなでね。

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