http://anond.hatelabo.jp/20150614113931
「君たちにぼくが黒猫に映るのにもいみがある。君たちからすればぼくはきまぐれで自由でそして無条件に愛すべき存在なんだ。君たちの限られた世界でいえば、猫という存在が一番近い」
「黒にも意味がある」
「そして黒は恐怖でもあり夜でもあり、そしていつか夜は空ける。希望への予兆、ユートピアの到来を約束する象徴なんだ」
「・・・ユートピアって『どこにもない場所』って意味もあるでしょ?」
「まんざら愚かってわけでもないんだね。きみたちは」
「空間のコンテンツ総量はきまってる。宇宙に存在できるコンテンツは上限があって知的生命の活動はそれを食いつぶす行為だ。彼らはそれを止めるために使わされた天使なのさ」
「使わされた・・・誰が使わしたの?」
終わりのコンテンツっていうとラノベっぽい
1. 夜闇をさらに黒で切り抜くような黒猫が、紅い口を開いて言った。 「また一つコンテンツが終わったようだよ」 変声期にさしかかりつつある少年のような声が暗闇に響く。 「...
『少女と猫と終わりのコンテンツ』 http://anond.hatelabo.jp/20150614113931 「君たちにぼくが黒猫に映るのにもいみがある。君たちからすればぼくはきまぐれで自由でそして無条件に愛すべ...
『少女と猫と終わりのコンテンツ』 http://anond.hatelabo.jp/20150614113931 ・ ・ ・ 「うん、僕の名前はヤミ。門より此方を音するもの。闇の従者。深淵より覗きし者、深淵へと誘う者。 「...