2015-06-15

少女と猫と終わりのコンテンツ

http://anond.hatelabo.jp/20150614113931

「君たちにぼくが黒猫に映るのにもいみがある。君たちからすればぼくはきまぐれで自由でそして無条件に愛すべき存在なんだ。君たちの限られた世界でいえば、猫という存在が一番近い」

「だからぼくはこの形で固定化された」

「黒にも意味がある」

「そして黒は恐怖でもあり夜でもあり、そしていつか夜は空ける。希望への予兆ユートピアの到来を約束する象徴なんだ」

・・・ユートピアって『どこにもない場所』って意味もあるでしょ?」

「まんざら愚かってわけでもないんだね。きみたちは」


空間コンテンツ総量はきまってる。宇宙存在できるコンテンツは上限があって知的生命活動はそれを食いつぶす行為だ。彼らはそれを止めるために使わされた天使なのさ」

「使わされた・・・誰が使わしたの?」

天使って言ったじゃないか。誰が使わしたかなんて、言うまでもないだろう?

記事への反応 -
  • 終わりのコンテンツっていうとラノベっぽい

    • 1.  夜闇をさらに黒で切り抜くような黒猫が、紅い口を開いて言った。 「また一つコンテンツが終わったようだよ」  変声期にさしかかりつつある少年のような声が暗闇に響く。 「...

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