貧乏旅行が好きでゲストハウスをよく利用している。
相部屋のドミトリーにも慣れたし、スタッフや他の旅行者と話をするのも好きだ。
しかし釈然としない点がある。
どのゲストハウスも、スタッフ(ヘルパー)は無給ということだ。
ボランティアと呼び名を変えているがタダ働きそのものだ。
やりがい搾取と呼ばれる業界はいくつもあるが、いくらブラックといえども少しくらい給料は出ている。
それに比べてこちらは、食事とベッドを提供という言葉で誤魔化して無料でこき使っている。
怖いのは使う側も使われる側も、それを自然と思っているということだ。
ゲストハウスなどというものに関わるくらいだから旅行好きばかりが集まっている。
安宿のスタッフは無給というのが彼らの常識なのだろう。
新しくゲストハウスをオープンする者には、他のゲストハウスで修行していたものもいる。
そうして搾取の構造が再生産されていくのだ。
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