これなー、一見自立心のなさに見えるけど、逆なんですよ。
過剰なまでに互いにすべてをコントロールする自立ぶりを求めるせいでそうなってる。
要するに、配偶者をちゃんと管理できているか、もし配偶者の出来が悪いなら、それはそいつをコントロールしてるお前の責任だ、っていう発想なんだよ。
男子型マウンティング文化だと、人間が人間を所有したりされたりして、誰にどんな序列で所有されているかで、本人の存在価値が決まるんで、その延長線上で見ると見間違うんだけど。
よく見るとこの手の奥様がたは、旦那が出世しているだけでは、「出来ている人」とはみなさないんだ。
子育てから、家の管理から、庭の手入れから、何から何まで出来て、初めて仲間として認められる。
旦那が適切に出世しているのかも、管理責任のうちの一部に過ぎないんだよ。
マウンティング文化だと所属と序列さえよければ、他はスルーされるというか、無理矢理スルーさせて、そっちはそっちでえぐいけど、そうじゃないタイプのえげつなさ。
配偶者が駄目人間だったとして、それはそいつ本人の責任であって、結婚した自分の責任じゃねぇ、って言えないわけ。
ろくでもないってのは同意だ。