2014-06-29

キラ子ちゃんの話

何年も前に6人でチームを組んで作業をしたことがあった。

キラ子ちゃんは笑顔が素敵でメイクバッチリで話も面白く、良く泣くキラキラした人だった。

周りにも上司にも好かれていた。

チームのまとめ役がキラ子ちゃんに任された。

キラ子ちゃんはどの作業もやりたいらしく、作業の大部分を持っていってしまった。

ここの作業は私もしたいという意見却下された。

キラ子ちゃんは「よく人に裏切られるんだよね、何でだろう?」と話してくれた。

こんなに良い人が裏切られるなんて…?と思ったが後に意味が分かった。

キラ子ちゃんが毎日のように同じチームのCさんに困らされているようだった。

段々とチームには険悪なムードが漂い始め、Cさんはチームの敵になった。

気付くとAさんがチームからいなくなっていた。

キラ子ちゃんは号泣し、Aさんがいなくなっても頑張ろうね!とみんなを励ました。

Aさんが困ってしまうから連絡はしないように釘をさされた。

何故居なくなってしまったのか今も不明だ。

私はCさんを敵のようにするのは嫌で私から意見としてCさんに直して欲しいところを伝えた。

Cさんは申し訳なかったと、すぐに謝罪し、問題は解決した。

キラ子ちゃんはどの作業にも口を出したがり、作業は全然進まなかった。そして、毎日30分遅刻してくるようになった。

私がやりたがった作業も全然終わっていないらしく

「やりたがってたよね?作業をあげるんだよ?これはチャンスだよ?」

と言れたので、やりたくないとお断りした。

今度はCさんの代わりに私がチームの敵になったようだった。

私はこのチームから抜けた。

だけど、上司キラ子ちゃんが泣いている。

どうしてこんなにひどいことができるのかと私を責めた。

上司キラ子ちゃんを高く評価しているようだった。

チーム内のCさん以外の他の二人も高く評価しているようだった。

またキラ子ちゃんのような人に出会ったらどう対処して良いのか私は分からない。

私もキラ子ちゃんにとっての裏切り者になっただろうか。

「世の中には、天性の「イジメ上手」がいる。」(http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20100729)

という話を思い出した。

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