■映画「マッドマックス」で一番印象の強い場面

まさか、続編であんな風になるとは……

つかむしろ、２から入った僕は「マッドマックス」をポカンとして見ていた。

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そんなことはどうでもよくて、マッドマックスを思い出す時、最初に浮かぶシーンがある。

具体的に言えば冒頭部だ。

小さな子供が道路で遊んでいる。保護者は気に留めてもいない。

画面が切り替わり、暴走車が突っ走って来る。

ドライバーはナイトライダーと自称する小汚い男で、助手席に乗せた姉ちゃんと共に喚きながら暴走を続ける。ラリっているのだろう。

再び子供に切り替わり、ボールで遊んでいる。

ボールが道路に転がる。

暴走車は追走するパトカーを振り切り、更に速度を上げる。

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そんな感じだったと思う。映画見たのはずっと昔なので細部は違うかも知らんけど。

そこまで行くと、ああ、子供がはねられるんだ……と予想してしまう。

ところがそうは行かない。

子供とこの暴走車、特に絡まないのだ。

え、と思った。

じゃあ子供のくだりはいらんだろ、と。

しかし、そのおかげで冒頭部がなぜか記憶に焼き付いている。

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ちなみに、ラストの手錠と鋸わたして大爆発も、格好良かったとは思っていたが、アレはロールシャッハオマージュだった事を知ったのはずっと後になってからだった。

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