父親からそれなりに受け継いだのか、まあまあ勉強ができる頭を持って生まれた。
べらぼうに裕福な家庭ではないが、十分な教育を受けさせる財力ががあり、環境も整えてくれた。
他になりたいものが全くなかったというわけではないが、やりがいのありそうな仕事だと思えたし、家族もすすめたこともあって自分も医者になった。
天職だと思うほどの高揚感はないものの、収入は安定しているし、打ち込むに値する仕事についたという充実感もある。
子供ができてから特によく実感するのだが、若いうちは自分の力だけで生きてきたような錯覚を覚えることもあったが、私はたまたま幸運なことに父親のもとに生まれてきただけだったのだと今は思う。
もちろん、これまでの人生が楽だったからと言ってこれからも楽だという保証はない。
先日、父親が亡くなって一周忌があり、良い機会だと思ったのでここに記す。
増田なら、そのタイトルの後に無思慮に他者をdisる書き込みをしなければいけないはず。本論をちゃんと述べよ。