まず始めに言うが難しい話、主に技術系の高度に専門的な話は簡単ではないから難しいのだと言っておく。
そんなものがあったら、そもそも難しい話になどならない。
しかし、そういう難しい話を「分かりやすく」説明できる人は確かにいる。
そしてそういった人々を「本当に頭のいい人」などとちやほやする風潮がネット上に流れている。
だが、繰り返すが、専門的な知識は本当に難しいから価値をもつのである。
そんなものを本当に「分かりやすく」説明することなどあると思うか?
「本当に頭のいい人が、
説明する相手のバカさ加減を完全に見切って、
分かったと勘違いできる程度にくわしく、
矛盾やあやふやな点は残るがそれに気づかない程度に嘘を交えた例え話」
のことである。
一方話が難しくて分かりにくい人とは、難しい話を本当に、自分の理解しているのと同じような理解度で理解してもらおうと思って話す人である。
相手を見くびらず、話せば分かると信じて、自分の飯の種を種明かししようという誠実な人である。
話が分かりにくいと言われる人は、もっと相手を見くびった方がいい。
どうせ変なごまかしをして、後でトラブルになったとしても、その原因を究明することなどできはしないのだ。
「分かりやすい」説明をして、自分のいいように相手を操ったほうがいい。
その方が相手も喜ぶし、自分も楽だ。
それはちがう。 「わかりやすい説明というのは、難しい用語や状況をわかりやすい言葉で説明する」 と一般に言われているがそれも厳密には違う。 実際は「難しい用語や状況を、相手...
一方話が難しくて分かりにくい人とは、難しい話を本当に、自分の理解しているのと同じような理解度で理解してもらおうと思って話す人である。 相手を見くびらず、話せば分かる...