2013-07-31

夏フェス子どもを連れてくるな、とは言わないが

 せめて子どもの耳のことを考えて、それなりの対策をして連れて来てほしい。

 大音量の中に長時間居ると、大人でさえ苦痛に感じたり、耳に違和感や痛みを憶えたり、耳鳴りが起こる場合がある(音響外傷と呼ばれる症状)のに、敏感な子どもの耳が同じ状況下に置かれたらどうなるか、ちょっと考えればわかるはずだ。

 それなのに、毎年、夏フェス会場で両手で耳を塞いで辛そうにしている子どもを見かける。そういう子ども保護者はそのそばで、能天気音楽を楽しんでいる。自分の子どもが辛そうにしている姿は気にならないようだ。これってどうなんだろう? よくないと思う。

 そりゃちゃんとそばにいて面倒みてるんだから放置するよりはいいのかもしれないけれど。

 もちろん中には子どもイヤーマフをつけさせている人もいる。外から見えないだけで、耳栓をしっかりつけさせている人も居るだろう。あまり音が大きくないエリアのんびり楽しむなど、工夫をしている人も多いだろう。

 でもそうじゃない人、特に「うちの子は嫌がってないから」とのんきに考えている人には、もう一度よく考えてみてほしい。夏フェススピーカーから放たれる大きな音が子どもの耳に与える影響について。

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