2013-05-01

http://anond.hatelabo.jp/20130501192216

雇用主と被雇用者は、労働力提供を巡る契約関係にあるわけだよね。

被雇用者はおのれの労働力雇用主に販売してるわけだ。

その販売戦略上、差別化として、個人のスキルがある。同じ2時間労働でも他の人より高く売れる(or優先的に雇用される)とか。

この販売戦略は、経営者にならない個人にとっては、そのまま社会生存戦略と読み替えても良い。

社畜というのは、労働力提供を巡る契約関係において、一方的(に不利)な契約を結んでいる被雇用者であり、そのことについて唯々諾々と従っている状態の人間を指すんだよ。

たとえば同じ真っ黒な職場に勤めているAさんとBさんがいたとする。

Aさんは不利な契約に疑問も抱かないひとであれば、社畜だ。

Bさんは不利な契約であるのを承知で働いているが、この職場で1年働けば職歴として有利になり技術が身につき働く場所が増える(結果、トータルで自分の将来設計プラスになる)と考えているのであれば、社畜ではない。

#この考え方はAさんBさん視点のものであり、このブラック職場が許されるか否か、許されるべきか否かとはまったく関係ない。

インターンシップなどを考えればよりはっきりすると思われる。

記事への反応 -
  • 社畜ってよくわからない ・サービス残業やサービス出勤を受け入れる これはまあ社畜なんだろう ・手当なんかはきちんと出るから終電帰宅や休日出勤もよくあるけど仕方ない これはプ...

    • 雇用主と被雇用者は、労働力の提供を巡る契約関係にあるわけだよね。 被雇用者はおのれの労働力を雇用主に販売してるわけだ。 その販売戦略上、差別化として、個人のスキルがある。...

      • 日本人経営者は契約前に契約内容について明らかにするための話し合いを拒絶する人が多くて、 それを要求すると「厄介な奴だから雇わない」となるんですが、どうすればいいですか?

    • 休日出勤や終電帰宅することによって「俺の忠誠心が周りに認められてる!」と精神的充足を感じていたら社畜 業務時間外に学ぶ「仕事に必要なスキル」がその会社でしか使えない...

    • 「仕事が好きではないのに長時間働いている」または「会社を離れても転職なりなんなりできるスキルがない」なら社畜。

    • 5年後、キャリアアップしたらどうしたい?と聞かれて、会社の役職名が出てきたら社畜。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん