http://d.hatena.ne.jp/takehikom/20130204/1359989997
同じ式を書いて2年生だと×,6年生だと○というのは変だよというのが,この問題における私の最初の印象.
でも最近になって,
数学の証明問題も回答者の学年次第で点数が変わる可能性があるかもと思い始めた.
数学の証明問題でさ,正式に習っていない公式を使って証明したら減点されるよね.極端な先生だと×になるかもしれない.
なぜかというと,証明問題って,与えられた前提から結論を導くというプロセス自体を問う問題だから.
だから,問題作成時に想定された解法から大きくはずれた解き方をするとかなり厳しめに評価されがち.
それと同じルールが小学校教師の間で暗黙的に適用されているのかもしれない.
1.「かけ算初学習時のこの立式問題」は子どもの解のプロセスを調べるための問題である.
2.だから解のプロセスは厳密に評価するよ! 授業で教えたとおりに解いてね.
3.逆向きに立式してるな.教えてない解き方は許さないよ
みたいな.
まぁ私が仮にこのルールを適用するとしても,注釈つけて△にするけどね.頭ごなしに×はありえないよ.
それに1,2の(暗黙的な)ルールを教師が生徒や保護者に対して明示しないのはアンフェアでしょ.
逆向きの式を×と採点する先生は,教えてない公式を使った証明には妥協の余地なく×をつけるんじゃないかな?
私の高校時代の先生は「これは定期テストだから減点した.授業で教えた範囲の公式で証明してほしかったんだ」と後から理由を説明したよ.
そのとき,後出しルールとかひどい>< って友達に愚痴った覚えがある.
ちなみに十数年のお話.今はこれどうなっているんだろうね.変わったのかな?