よくあるやつ
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国語のテスト前に教師が黒板に書いた「答」を暗記するのが「国語の勉強」だと思ってる人間にありがちな勘違い。
けど、そういう人は結構多いので、言っておく。
「国語」は「言語運用能力のトレーニング」の時間だ。たとえば体育の時間に必要なのは「トレーニングの過程」であって「結果」じゃない。トレーニングに「答え」はない。読書も書き取りも教科書の文章解釈も、国語が教えるべき「答え」ではない。ある小説の「解釈」を暗記しても、何の役にも立たないのは、「文章の解釈が何通りもあるから」ではなくて「答えを覚えるという行為がトレーニングとは何の関係もない」からだ。
体育の時間に「グランドの端まで走りましょう」と言われたら、「グランドの端に何があるか知ってるから無意味です」というのは馬鹿。
そういうこと。
「国語」という教科が実態として「定期考査・入学試験に最適化された言語運用能力のトレーニング」になっているというお話。 言い換えると「『試験問題の正答』という一つの解釈に...