2011-11-28

日雇い増田と夜の旅

高地での仕事が終わって、温泉街の駅前で電車乗り継ぎの為にバスを降りる

既に夕暮れ深くなった駅前のケンタッキーミスタードーナツの前の通路に果物漬物をたくさん台車に乗せたおじいさんが

寒さに耐えながら売れるのを待っていた

バナナはかなり黒くなっていて、大きなみかんは皮が柔らかくなってるのが見て取れて、すぐに食べるなら食べごろだけど

「持ち帰るにはちょっと・・・」という感じだった。案の定ぜんぜん売れてなさそう

おじいさんをスルーしてドーナツ屋のキャンペーン見てたけど冬だからみかんが食べたくなって振り返ったら

おじいさんは売るのを諦めて台車がやっと通れるような駅高架下の狭いアーケード街に向けて帰っていこうとしてた

「おじいさん、待って」と声をかけてみかんを一ネット200円で買った

他にもバナナとか漬物薦められたけど、給料日前だったのでみかんだけ

スーパーみかんと違って、大きくて大雑把な形の甘味蜜柑甘味が凝縮されてなく甘味が適度にさっぱりしてる

スーパーではこういう甘すぎなくて食べやすい大味のみかんは売ってない

みかんは旅先で時々つまみたくなる もぐもぐ

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