twitterなどで菜の花、ひまわりを植えようという運動があるようです。
しかし、菜の花、ひまわりを植えたらすべてが解決するわけではありません。
放射性物質を土壌中から吸収して植物体内に蓄積されるものであり、放射性物質を消滅させるものではありません。また、土壌の浄化には、植物の除去・運搬などの処理を行う必要があります。植物を植えたから問題が解決するというものではなく、その処理まで含めた対応が必要であることに御留意いただきますようお願いします。
残念ながら、今のところ生体は原子自体をどうにかすることはできません。
しかし、吸収させることで処分がしやすくなるかもしれません。
放射性物質を吸収した菜の花やひまわりを放射性廃棄物として処理しない限りは、半減期で減っていくのを待つしかありません。
放射性物質とは、原子核の中性子の数が異なるために放射線を出す能力(放射能)がある物質です。
放射線が出てくるのは、原子が不安定な状態から安定な状態になろうとするためです。
放射性物質は安定な状態になれば、放射性物質ではなくなります。これが崩壊です。
つまり、放射性物質は原子の話なのです。分子の話ではありません。(分子 = 原子の集団)
分子であれば構造を変化させれば無毒化できます。(構造によって分子の性質は決まる。)
しかし、放射性物質は原子なので、たとえその原子が分子にとりこまれても「中性子の数が異なるので不安定」という状態は変わりません。
そんなの織り込み済みで既にチェルノブイリで実際に菜の花や大麻植えてファイトレメディエーションに手を出してる団体がいるんだからそこに実証データや効力を聞きにいけばいいの...